日本は今までリフォームにはあまり積極的でありませんでした。
特に、都市部ではマンションのリフォームをしても入居率が悪く、それならば新築マンションを建設したほうが多くの入居者を期待することができるためです。
古くなった物件は解体し、そこに新しい賃貸物件を建てた方が入居者を集めることができるため、改築や新築が好まれていました。
他方、フランスなどのヨーロッパでは建物自体が街の景観を形成していたり、重要文化的景観に指定されていることもあり、自由に改築や新築をすることができません。
そこで、ヨーロッパで発達したのが建物のリフォームです。
外観は自由に改装することは許されていませんが、室内であれば入居者の自由に改装をすることができます。
入居をした時には壁紙も一切残っていない状態の賃貸物件も多いので、一からリフォームをする必要がありますがこれが意外と安くつくのです。
こうしたヨーロッパの事情から日本は多くのことを学びました。